1.4 蟻道(ぎどう)

シロアリの侵入サイン:蟻道の見つけ方

住宅でシロアリの活動を確認する際、重要な手がかりになるのが「蟻道(ぎどう)」です。

蟻道は、シロアリが排出物と土や木くずなどを使ってつくる通り道です。光や乾燥を避けながら移動するためにつくられ、床下では基礎コンクリートや配管まわりなど、さまざまな場所で見つかります。


1. 基礎コンクリートにつくられた蟻道

シロアリは土中から建物へ侵入し、基礎コンクリートの表面を伝って上へ移動することがあります。

写真では、床下のコンクリート面に土のような筋がつくられています。このように基礎の表面を縦に伸びるものは、床下点検で比較的見つけやすい蟻道の一つです。

床下の基礎コンクリート表面につくられたシロアリの蟻道
配管の保温材表面に沿って伸びる蟻道

2. 配管まわりにつくられた蟻道

蟻道はコンクリートだけにつくられるわけではありません。

写真では、床下にある配管の保温材表面に沿って、細長い蟻道が上へ伸びています。こうした場所は基礎だけを見ていると見落とすことがあるため、床下では配管やその周囲も確認します。

床下の配管の保温材表面に沿って伸びるシロアリの蟻道
配管の保温材表面に沿って伸びる蟻道

3. 蟻道が木材まで達している場合

蟻道が土台・大引き・束柱などの木材まで続いている場合は、その先でシロアリが活動していないか確認する必要があります。

ただし、蟻道があることと、木材に大きな食害があることは同じではありません。 蟻道の位置だけで判断せず、木材の状態や蟻道の内部なども合わせて確認します。


4. 汚れとの見分け方

床下では泥やコンクリートの汚れが蟻道のように見えることもあります。

蟻道は単なる表面の変色ではなく、土などを固めてつくられているため、表面から少し盛り上がって見えることがあります。また、床面から上方へ連続して伸びているかどうかも確認するポイントです。


5. 蟻道を見つけたら

蟻道を見つけても、すぐに壊してしまわない方がよい場合があります。

蟻道の中にシロアリがいるか、どこから侵入し、どこまで活動しているかを調べる手がかりになるためです。位置や状態を確認したうえで、周囲の木材なども含めて調査します。


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