シロアリ駆除後もシロアリが生きている場合
シロアリ駆除後に、生きたシロアリが見られることがあります。
施工後にシロアリの動きが確認された場合でも、それだけで施工の成否を判断することはできません。現在のシロアリ防除では、薬剤の性質によって一定期間シロアリの活動が見られる場合があるためです。
遅効性・非忌避性薬剤の仕組み
現在のシロアリ防除では、遅効性・非忌避性薬剤が広く使用されています。
遅効性とは、薬剤に触れたシロアリがすぐには死亡せず、一定時間活動を続ける性質です。
非忌避性とは、シロアリが薬剤を避けにくい(薬剤から逃げない)性質をいいます。
薬剤に触れ成分を身体に付けたままのシロアリが、その後巣へ戻り、仲間との接触を続けます。この時、薬剤の伝播が起こります。薬剤成分が別のシロアリにもくっつき移っていくのです。この性質を利用することで、薬剤が巣の内部へ広がり、より広い範囲に防除効果がいきわたります。
施工後も活動が見られる理由
遅効性薬剤では、薬剤に触れたシロアリがすぐに死亡するわけではありません。
そのため、施工後しばらくはシロアリが歩いている様子や、わずかな活動が確認されることがあります。これは遅効性薬剤の作用によって生じる現象の一つです。