建物外部への薬剤処理について
シロアリ防除では、薬剤処理は床下や建物内部を中心に行うことが基本とされています。
公益社団法人日本しろあり対策協会の標準仕様書でも、建物外周への一律な薬剤処理は標準的な施工方法とはされていません。これは、薬剤の環境への影響や、必要性を十分に考慮した施工が求められているためです。
外部処理が必要となる場合
一方で、建物の構造や周辺環境によっては、建物外部からシロアリが侵入する経路が確認されることがあります。
例えば、
- 外壁が地面や土間に近接している構造
- 基礎と外構の取り合いに隙間がある場合
- 外壁内部へ蟻道が形成されている場合
- 建物外周でシロアリの活動が確認された場合
などでは、床下だけの処理では十分な防除効果が得られないことがあります。
このような場合には、侵入経路に対して限定的に薬剤処理を行うことがあります。
外部処理の考え方
建物外部への薬剤処理は、建物全周へ散布することを目的としたものではありません。
侵入経路やシロアリの活動が確認された場所に対し、必要な範囲へ処理を行う方法が基本となります。
建物の構造や被害状況によっては、外部処理を行わない場合もあれば、部分的な処理を組み合わせる場合もあります。
まとめ
シロアリ防除の基本は床下や建物内部の処理です。
一方で、建物の構造や侵入経路によっては、建物外部への部分的な薬剤処理が必要となる場合があります。
施工方法は一律ではなく、建物ごとの状況に応じて選択されます。