床下換気扇は、風通しの悪い床下に空気の流れをつくり、こもった空気を屋外へ排出するための設備です。
風通しのよい場所では、湿った空気や臭いが一か所にとどまりにくくなります。住宅の床下も同じです。
床下換気扇によって空気を動かすことで、カビや木材の腐朽が生じにくい環境をつくり、シロアリなどによる被害の抑制にもつながります。また、床下にこもりやすいカビ臭などを屋外へ排出できることも利点です。
床下換気扇はどのように空気を動かすのか
住宅の床下は基礎によって区切られているため、自然換気だけでは空気が十分に動かない場所ができることがあります。
そこで換気扇を使って一方から空気を排出すると、別の換気口から外気が入り、床下に空気の流れが生まれます。

このため、換気扇の能力だけでなく、どこから空気を入れ、どこを通して、どこから出すかを考えて配置することが重要です。
大規模な改修をせずに改善できる
床下の風通しを建物の構造そのものから改善しようとすると、基礎などに手を加える大がかりな工事になることがあります。
床下換気扇なら、既存の建物を大きく改修せずに空気の流れをつくることができます。
一般的な住宅では、構造や設置台数によって異なりますが、10万円~20万円程度が一つの目安です。
床下換気扇を設置する前に確認すること
床下の状態が悪くなる原因が、すべて風通しにあるとは限りません。
雨水が床下へ入り込んでいる、排水に問題がある、地面から大量の水分が上がっているといった場合には、その原因への対策が必要です。
つまり床下換気扇は、床下の問題を何でも解決する設備ではなく、「空気が動かず、こもっている」という問題を改善する設備です。
床下の状態と基礎の構造を確認し、原因を見極めてから設置することが大切です。