木材を叩くとわかる? シロアリ被害の見つけ方
シロアリは木材の内部を食べ進めるため、外から見ただけでは被害に気付きにくいことがあります。
ここでは、建物の状態を確認するときによく利用される方法を紹介します。
1. シロアリは表面を残して内部を食べる
シロアリは木材の表面を薄く残し、内部だけを食べ進める性質があります。
そのため、見た目には異常がないように見えても、内部では被害が進行していることがあります。
木材の表面だけでは判断できないことが多いのは、このためです。
打診で内部の状態を確認する

木材を軽く叩く「打診(だしん)」は、内部の状態を確認する代表的な方法です。
内部が空洞になっている場合は、
- ポコポコ
- ポコンポコン
といった軽い音になることがあります。
【ハンマーによる打診調査】
ただし、木材の厚みや種類によって音は異なります。
大切なのは、一か所だけで判断するのではなく、同じ部材の他の場所と音を比べることです。
木材の内部を確認する
音に違和感がある場合は、細いドライバーや針などで内部の状態を確認することがあります。
少し崩してみると、中から出てくるものによって状態をある程度判断できます。
- 乾いた土のようなもの
シロアリによる食害の可能性があります。 - 湿って柔らかく崩れる木材
腐朽菌による腐れが進んでいる可能性があります。
【ドライバーなどによる確認】
シロアリ被害と木材の腐朽は同時に発生することもあり、それぞれを見分けることが重要です。
違和感を見逃さないことが大切
歩くと床が沈む。
木材を押すと柔らかい。
叩くと一部だけ音が違う。
こうした小さな変化は、建物からのサインであることがあります。
必ずしもシロアリが原因とは限りませんが、原因を早めに確認することで、建物への影響を小さく抑えられる場合があります。
シロアリ被害は、見た目だけでは判断が難しいことがあります。
木材の音や硬さ、内部の状態を確認することで、被害の有無や進行状況を把握する手掛かりになります。
床下だけでなく、建物全体を定期的に点検することが、住まいを長く守るための基本です。