「シロアリ駆除してもシロアリが出て来る」
シロアリ駆除工事を終えた後でもシロアリが生き残っている場合があります。
ひとつの原因として駆除薬剤の遅効性が挙げられます。
巣のすみずみまで効果をいきわたらせるために、殺虫効果が表れるのをわざと遅くしてある薬剤があります。
つまり遅効性の薬剤です。
シロアリは数多くの個体で建物を食い荒らします。
あちこちに拡がっているすべてのシロアリに隈なく薬剤を吹きかけて殺虫するためには多量の薬剤が必要でした。
また、他のいろんな虫も死んでしまうような毒性幅の広いものが主流でした。
そこで環境への負荷を減らすために、従来よりずっと少ない量でシロアリ駆除できるようにしたのがこの遅効性の薬剤です。
使用方法としては、まずシロアリの潜伏場所や通り道となるところに吹き付けや塗り付け処理をしておきます。
シロアリは薬剤を舐めて体内に取り込んだり、体表面に付着させたまま巣と餌場を行き来します。
どんどん仲間と接触を続けるうちに、薬剤が次々に移り行きわたっていきます。
シロアリはこの薬剤を警戒しませんから、逃げ嫌う事なく薬効成分を運んでしまいます。
これを非忌避性薬剤といい、わずかな量で効率的にシロアリの巣全体を殺滅します。
薬剤に接触したシロアリたちは、その後時間をおいて徐々に死滅が始まります。
もし即効性の薬剤であれば、シロアリが動き回る事なくダウンするため、遠く離れた他のシロアリたちにまで薬剤を運んでくれません。
薬剤効果を伝播させる時間を稼ぐ性質を持ったものが遅効性薬剤です。
効き目が出るのをわざと遅らせているのです。
この働きのため、シロアリ駆除工事の後でも動いているシロアリを見かけることがあります。
しかし、もう食害増殖する力はないのでだんだん動かなくなり死んでしまいます。
見かけた時には、掃除機で吸い取るなどしてください。
心配はいりません。
駆除工事後にシロアリがまだ動いている場合のもうひとつの原因は、シロアリが潜伏したり通り道になる部分に薬剤が行き渡らなかった場合です。
特に増改築をしてある建物や木材部分がコンクリートに埋もれた箇所がある建物でしばしば起こります。
この場合はさらに薬剤を充填する必要があります。
いずれにしても、工事後にシロアリが残っていた場合、どのような事が原因かは専門業者でなければ判断しかねる事が多いものです。
シロアリ工事後にシロアリがいたら、まずはすぐに施工業者に連絡してください。
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