2020年11月28日 生態

意外といっぱいいるシロアリの天敵

天敵たちの存在。

住まいの木材を食い散らかす厄介な害虫であるシロアリには、意外と天敵が多いのです。

クロアリ、クモ、カエル、ツバメ、ツチブタ、センザンコウ、などが天敵として知られており、なかでも駆除に一役買っているのはクロアリです。

クロアリはハチ目に分類される生き物です。

ゴキブリの仲間であるシロアリとは別種の生物です。

クロアリはシロアリを食べてしまいます。

仲間ではなく捕食者と被食者の存在です。

シロアリは、集団になりコロニーを形成して大集団で木材を食い荒らします。

でも、1匹いっぴきの単体だととても弱い生き物です。

コロニーを作るのも、集団生活をしないと生き延びられないからです。

シロアリが巣から出て来てバラバラに分かれた途端に次々に天敵たちの餌食になってしまいます。

毎年4~5月にヤマトシロアリの巣別れが起こります。

蒸し暑い日の午前中に、羽根をつけ真っ黒に変身したシロアリの親たちがいっせいに飛び立ちます。

建物の外でこの巣別れが起きると、どこからともなく小鳥たちが舞い降りて来てこの羽アリたちを次々ついばむ光景がよく見られます。

巣から抜け出たシロアリ単体は抵抗する術も持たず、とても弱い存在です。

集団でいることでうまく生存を続けているのです。

例えばクロアリはシロアリを食べてしまいますが、普段シロアリは土や木の中に隠れているので、下っ端のシロアリたちが闘っている間に女王アリが卵を産み続けます。

すると、なかなか全体としての数が減らないということになるのです。

クロアリやクモ、カエル、ツバメくらいならば比較的我々の身近で暮らしている生き物です。

また人間に直接危害を与える生き物たちではないので、シロアリ駆除役として保護しておくのもいいかもしれません。

ただし、これらの生き物が多いということは、逆に考えれば食べ物であるシロアリがたくさん生息している可能性があるということでもあります。

そもそもシロアリは、建物の床下や壁の裏側など、湿気がこもりやすいジメジメした場所を好んで巣を作ります。

庭や軒先に野ざらしにしている木材なども格好の標的になるので、地べたに木材由来のものを置かないようにしましょう。

これから家を建てる、買うというのであれば、被害に遭いにくいような乾燥しやすい構造で建てるのがオススメです。

シロアリ自体がいなければ、天敵たちのお世話にならなくても済みます。

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