「うちは『ベタ基礎』だから大丈夫……という誤解。コンクリートの隙間を狙うシロアリの習性」
1. 導入:コンクリートなら安心、ではありません
「うちはベタ基礎(一面コンクリート)だから、シロアリは入ってこれないでしょう?」
点検にお伺いすると、よくそう言われます。確かに昔の「布基礎(地面が見えている状態)」に比べれば入りにくい構造ですが、実はコンクリートであっても、シロアリの侵入を完全に防げるわけではありません。
2. わずか「数ミリ」の隙間が入り口になる
シロアリは、ほんのわずかな隙間さえあれば、そこから家の中へと進んできます。特に以下のような場所が狙われやすいポイントです。
- 配管周りの隙間: 水道やガスの管が基礎を貫通している部分。コンクリートと管の間には、わずかな隙間ができやすいものです。
- コンクリートの継ぎ目: 基礎を作るときに、一度に流し込めず「継ぎ目」ができることがあります。そこが経年劣化で広がると、シロアリの通り道になります。
- 「蟻道(ぎどう)」を作る: コンクリートの表面に土のトンネルを作り、光や乾燥を避けながら、土台の木材までたどり着きます。
3. ベタ基礎だからこそ、発見が遅れることも
地面が隠れているベタ基礎は、一見きれいに見えます。しかし、見えない隙間から侵入されると、被害が広がるまで気づきにくいという側面もあります。
「コンクリートだから大丈夫」と過信せず、やはり定期的に「通り道ができていないか」を確認することが、家を長持ちさせる秘訣です。
4. 結び:建物の構造に合わせた対策を
構造によって、シロアリが狙いやすい場所は異なります。ベタ基礎ならベタ基礎なりの「注意すべきポイント」を重点的に確認する必要があります。
自分のお家がどのような状態か気になる方は、構造を含めて一度状況を整理してみることをお勧めします。何か気になる兆候があれば、いつでもお気軽にご相談ください。
「うちの構造、大丈夫かな?」と気になったら
「うちはベタ基礎だけど点検は必要?」「この隙間は大丈夫?」
そんな具体的なご質問にも、事実に基づいたアドバイスをさせていただきます。


