建物 地盤
こういうのを欠陥住宅と言うのだろうかと思う
事が時々あります
我々はシロアリ駆除という仕事柄
床下での作業が多いわけです
家が完成してしまえば見えない部分を
目の当たりにします
見えないだけに故意に手抜きしてあるのか
はたまた年数の経過で変化していったのかなどと
疑心暗鬼になったりします
本来なら縁の下の力持ちと言われるような部分なのですが
縁の下ではこんな状態になっていました
床上はローカです
経年とともに、支えられていない写真右側付近の床が
ふわついてくるはずです
これまでたくさんの家を見てきましたが
この状況には少々驚きました
画像中央の横長コンクリートの下がポッカリあいています
本来ここには何百kgもの栗石が突き固められているはずです
床の荷重が金属の束柱に伝わり、そこから横長コンクリートに伝わり
栗石に伝わり地盤へと伝わっているのが本来の構造です
詰まっているはずの栗石は、お城で言えば石垣に当たるところです
が、これでは支えているどころか宙ぶらりんです
心配になり家の四周、各部屋の四周の基礎を調べてみました
幸いこちらはきちんと施工されているようでした