シロアリ 被害 食痕
ヤマトシロアリのエサ場でありすみかでもある大きな木片です
駆除工事をした建物の周囲にありました
幅40センチくらいです
通常、建物外部の雨があたる場所にこんな大きさで
すっかり食べられたものがあるのはあまり見たことがありません
・建物に大きな被害をもたらすシロアリは主に2種類います
ヤマトシロアリとそれに輪をかけて獰猛なイエシロアリです
イエシロアリは巨大な巣を作ります
ヤマトシロアリは巨大な巣を作るのではなく、建物のあちこちに小さな巣を作ります
ゲリラ的ともいえるでしょうか
ヤマトは小さい巣だからといって、イエシロアリに対する駆除方法を
そのままでは摘要できません
ヤマトの巣はそれぞれが独立性を持っているため
ひとつずつ巣を確実につぶしていかなくてはなりません
中途半端なやりかたをすると
生き残ったヤマトシロアリが再び増殖する可能性があります
一般的に下等な種類のシロアリほど再生能力が高いとされていて
ヤマトシロアリの場合実験上では25匹の個体から巣を再構築することが確認されています
現場での処理に際してはヤマトシロアリの食害状況を確実に把握して
見逃しのないようにすることが完全駆除のポイントのひとつです
ヤマトシロアリの巣はエサ場も兼ねていて、内部は不潔です
様相もグチャグチャして汚い感じを受けます
いっぽう巨大な巣を構築するイエシロアリはヤマトシロアリと
比べると整然とした感じがして、内部は清潔に保たれています