所在地:三重県桑名市正和台
施工日:2024年5月31日
建物:木造2階建て(築45年ほど)
■ ご依頼のきっかけ
玄関の床がふわふわしてきたとのことで、調査のご依頼をいただきました。
■ 調査でわかったこと
床下はそれほど高くなく、基礎が入り組んでいました。部屋から部屋へ抜ける通気口が小さく、体が通り抜けられなかったため、何か所か通気口を少し大きくしながら進みました。
最初の床下の調査では見つかりませんでしたが、工事の途中で建物の外まわりを調べたとき、幅5センチほどもある、異常に太い蟻道が作られているのを見つけました。
この蟻道の大きさに比べて、床下の被害はそれほど広がっていませんでした。そのため、シロアリは床下だけでなく、建物の上の方へ広がっていると考えました。
そこで、室内の壁や柱なども調べ、さらに脱衣場の天井点検口から中を調べました。すると、1階と2階の間にある構造材の桁の表面に、蟻道がへばりついていました。
■ 施工の内容
床下はバリア工法で処理しました。
1階と2階の間のすき間は狭く、体は入れませんでした。そこで、天井点検口から上半身だけを入れ、特殊な道具を使って被害の様子を確かめながら、桁の内部に薬剤を注入しました。
木材の中が薬剤でいっぱいになると、木材のいろいろな所から薬剤が染み出してきます。今回は、注入した場所から4メートルほど先まで、薬剤が染み出してくるのが確かめられました。桁の中が4メートルにわたってシロアリに食べられ、空洞になっていたということです。
■ まとめ
外まわりの太い蟻道に比べて床下の被害が少なかったことから、建物の上の方を調べ、1階と2階の間の桁に蟻道を見つけました。床下だけでなく、天井の中まで調べて処理した例です。