「床下のプロは見た。見えない場所で起きていた『家を支えない基礎』の真実」
1. 完成したら見えない場所だからこそ、私たちは目を光らせます
「こういうのを欠陥住宅と言うのだろうか」――。床下で作業をしていると、時折そんな言葉が頭をよぎる光景に出会います。
私たちシロアリ駆除の職人は、家が完成してしまえば住まい手の方には二度と見ることができない「家の裏側」を目の当たりにします。見えない場所だけに、故意の手抜きなのか、あるいは年月の経過による変化なのかと、疑心暗鬼になることさえあります。
2. 「宙ぶらりん」になった廊下の支え
本来なら「縁の下の力持ち」として家を支えるべき部分が、こんな状態になっていました。
この上の部分は廊下です。写真の右側付近は、経年とともに支えを失い、床が「ふわついて」くるのは時間の問題でしょう。歩くたびに違和感が出るはずです。
3. 「石垣」のないお城のような状態
こちらは広間の床下中央部です。これまで数多くの家を見てきましたが、この状況には少々驚きました。
画像中央の横長コンクリートの下が、ポッカリとあいています。本来ここには何百kgもの「栗石」が突き固められているはずの場所です。
- 本来の構造: 床の荷重が束柱に伝わり、コンクリート、そして栗石を通じて「地盤」へと逃がすのが正しい形です。
- 現状: 詰まっているはずの栗石は、お城で言えば「石垣」に当たるところです。それが欠落しているため、支えとしての役割を果たさず、宙ぶらりんになっています。
4. 結び:シロアリの点検は「家の健康診断」
あまりの状況に心配になり、家の四周、各部屋の四周の基礎をすべて調べてみました。幸い、他の箇所はきちんと施工されており一安心しました。私たちの仕事は、ただ薬を撒くことではありません。お客様に代わって「お家の本当の姿」を正しく見極め、安心をお届けすることです。
「床がふわふわする…」その原因、一度調べてみませんか?
「欠陥?それともシロアリ?」プロの目で床下の真実をお伝えします。
三重の現場を知る加藤が、正直にお答えすることをお約束します。



