三重県四日市市のシロアリ駆除・予防業者 加藤防虫 > 施工事例 > 「『羽アリを見たけれど放置した』その代償。天井裏の巨大な梁まで食い荒らされた現場から」

2026年05月01日 施工事例

1. 近年増えている「天井裏まで達する」シロアリ被害

30年近く三重の現場を回っていますが、ここ数年、被害が天井裏まで達している建物が非常に増えていると感じます。

本来、ヤマトシロアリは床下から水平に広がっていく性質があり、天井裏まで到達するには長い年月がかかります。しかし、その長い年月の間に「羽アリ」というサインが出ているはずなのです。お話を伺うと、多くの方が「何度か羽アリを見たけれど、放っておいた」とおっしゃいます。その放置が、家の骨組みである『梁(はり)』に致命的なダメージを与えてしまいます。

2. 松材の梁をスカスカにする凄まじい食害

天井裏の重要な部材である「梁」には、シロアリの好物である松材がよく使われます。ここに食いつかれると、一抱えもあるような太い木材が、中身をスカスカにされてしまいます。

シロアリに食害された天井裏の梁

ハンマーで叩くと、本来はズッシリした音が出るはずですが、被害箇所からは「ポコポコ」と軽い空洞音が響きます。こうなると、駆除には多量の薬剤と高度な技術が必要です。

3. 室内を汚さないための「執念の養生」

天井裏での作業は、薬剤が階下に漏れないよう細心の注意を払わなければなりません。ドリルで深く穴を開け(穿孔)、薬剤を注入する際、液があふれて天井板を汚さないよう、徹底した養生を行いながら慎重に進めます。

梁への薬剤注入作業

4. 侵入経路の謎:雨漏りがなくても油断できない理由

今回の現場で驚いたのは、床下から上がってきた形跡がなかったことです。調査の結果、原因は「北側の軒先」にありました。雨水で水分をたっぷり含んだ軒先が、シロアリにとっての拠点になっていたのです。

水分を含み侵入経路となった軒先部分

ヤマトシロアリでも、条件が揃えば屋根瓦の下地まで食害します。早期に駆除していれば、ここまでの被害は防げたはずでした。

5. 結び:シロアリの気配、正直にお話しください

「工事費が高くなるかも」と心配して、シロアリの存在を濁してお話しされるケースも少なくありません。しかし、隠れた被害を見逃すことが、結果として家を最も傷め、修繕費を膨らませてしまいます。

私たちは家を守る味方です。どんな些細なサインでも、安心してお話しください。建物の隅々まで調査し、あなたの家にとって最善の解決策を提案します。


「数年前に一度、羽アリを見た」という記憶はありませんか?

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