シロアリ駆除に「灯油」は絶対にダメ!シロアリ防除士加藤が自分の家で試して後悔した実体験
1. 現場の真実を知るための「検証実験」
ネットや噂で「灯油を撒けばシロアリは死ぬ」という話を耳にすることがあります。 そこで、シロアリ防除士である私が、自分の家で専用防除剤の代わりに灯油を使い、本業と同じように日本しろあり対策協会の防除施工標準仕様書に基づき防除処理を行いました。 あえて灯油を使った処置を行い、その後の経過を数年にわたって検証しようと考えたのです。
2. 作業当日に突きつけられた「臭い」という大問題
ところが、シロアリに対する防除効果を検証する前の段階で、とんでもない問題が起きることがわかりました。「臭い」です。 家の中、部屋の中に立ち込める強烈な灯油の臭い。床下のどこからともなく上がってくるその臭いで、作業当日からその部屋周辺に長くいることができなくなりました。 後悔してもあとの祭りです。でもこの臭いをどうにかしなくてはと・・・。結局思いついたのは「床下の土と木材を分厚いシートですっぽり覆ってしまう」という方法でした。
3. 後悔〃〃の床下での三日間の作業。それでも元には戻らなかった。
これが、最後には疲労困憊してしまった大変な作業でした。 快適な暮らしを取り戻すため、床下のわずか8畳ほどの範囲に対し、最終的に延べ3日間という時間を費やしました。 床下へ何度も出たり入ったりして、臭いの漏れ具合に合わせて追加でシートとテープを繰り返し補充する……。
資材も手間も体力も惜しまず、できる限り頑張りました。しかし、結果は惨敗でした。これほど厳重に密閉しても、灯油の強烈な臭いはわずかな隙間や建材を伝わり、部屋の中まで上がってきました。 一度撒いてしまった灯油の臭いを完全に消し去ることは、できなかったのです。
4. 自分の家で試したからこそ、自信を持って言えること
「安く済む」「手軽だ」という理由で灯油を選ぶことは、その後の生活を犠牲にすることに繋がります。
- 消えない臭いによる不快感:生活そのものが困難になります。
- 引火による火災リスク:万が一の際、保険適用外になる恐れがあります。
- 結局、やり直しにかかる費用と時間:最初から専門業者に頼むより高くつきます。
自分の家で身をもって経験した私だからこそ、断言できます。 「シロアリに灯油は、絶対にダメです」

