三重県のシロアリ駆除・加藤防虫

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建物 地盤

こういうのを欠陥住宅と言うのだろうかと思う
事が時々あります

我々はシロアリ駆除という仕事柄
床下での作業が多いわけです

家が完成してしまえば見えない部分を
目の当たりにします

見えないだけに故意に手抜きしてあるのか
はたまた年数の経過で変化していったのかなどと
疑心暗鬼になったりします

本来なら縁の下の力持ちと言われるような部分なのですが
縁の下ではこんな状態になっていました


床上はローカです
経年とともに、支えられていない写真右側付近の床が
ふわついてくるはずです


こちらは広間の床下中央部です

これまでたくさんの家を見てきましたが
この状況には少々驚きました

画像中央の横長コンクリートの下がポッカリあいています

本来ここには何百kgもの栗石が突き固められているはずです

床の荷重が金属の束柱に伝わり、そこから横長コンクリートに伝わり
栗石に伝わり地盤へと伝わっているのが本来の構造です

詰まっているはずの栗石は、お城で言えば石垣に当たるところです
が、これでは支えているどころか宙ぶらりんです

心配になり家の四周、各部屋の四周の基礎を調べてみました
幸いこちらはきちんと施工されているようでした

シロアリ駆除 作業 画像

1)鈴鹿市白子で改築工事中のお家からのご依頼で害虫調査を行いました。

お風呂やトイレなど水回りは骨格部分を残して、ほとんどの建築材を入れ替えてしまう大掛かりな改装工事です。

ドア枠の上部にまでシロアリの食痕があるため、はしごを使って天井裏まで検査を進めます。

天井板が撤去され、広く開いていたので昇り降りは容易な状況でした。

↑中まで食い荒らされている骨太の木材

調べてみると、やはり天井裏にまで食害が及んでいます。

大きな丸太の構造材がまるで枯れ木の表面のようになっていて、手で簡単にむしり取れてしまいました。

木の中もシロアリに食べられて空洞化しています。

木材中の状態は、例えればクロワッサンのような具合です。年輪の薄い層だけが残っていて、その他の部分は空洞になっています。

このマツ材というものはシロアリの大好物のようなのです。

他の現場でもよく出くわす被害状況です。

2)

↑木の中が食い荒らされているので注入している薬剤があちこちから噴出している

この写真は建物南面縁側での駆除作業です。サッシの上の木の内部がかなり食べられてしまっています。

画像右側の白いパイプはエアコンのものです。このパイプ周辺はエアコンの使用により、急激に冷やされ温度が上がったり下がったりするので結露が生じやすくなっています。

結露の水分が木材を湿らせるのでシロアリにとってはちょうどよい食べごろのようです。

木材内部のシロアリを殺滅するために、軒下にはしごを立てかけ、まず6mmの穴をあけて液剤を高圧注入していきます。シロアリ被害が起こりやすい部分の一例です。

3)こちらは天井裏での駆除写真です。

天井裏の場合、液剤を高圧注入することは適していないことがあります。入れた液剤が思わぬところからあふれ出て垂れこぼれることがあるからです。そこで泡剤を使います。泡剤ゆえに、木材にへばりついてくれるので安心です。

ですが、やはり被害部の内部隅々にまでいきわたり易い液剤処理のほうが工事時間が短くてすむという利点があります。

シロアリ 発見が難しい事例

シロアリはふだん我々の目につかないところで活動しています。
そのため見たり叩いたりする簡易検査では内部の状況がよくはわからない事があります。

この現場では、床下で駆除作業を始めてしばらく経った頃2cmほどのすき間から壁の内部が見えました。
写真のように、そこに配置された筋違い(すじかい)にわずかな異状が見受けられます。
画像右側のささくれた少し白っぽい部分が筋違いです。筋違いは耐震上、非常に重要な部材です。

筋違いは垂直の柱を斜めから支えるように取り付けられています。

材料は主に木材ですが鉄材が使われていることもあります。

柱が右へ倒れそうになると、左へ引っ張る役目。左へ倒れそうになると右へ引っ張る役目をしています。

その筋違いがシロアリの食害にあっているようです。内部の探知できない箇所が疑わしければ別のの確認方法が必要です。上のほうまで食害されている可能性があったので結局、壁を取り壊す大がかりな確認作業になりました。やはり上部まで食害が拡がっていました。下の方はささくれ程度でしたが上の方の食害がひどく、交換する事になりました。写真内左右の直立している木材が本柱。斜めに取り付けられているのが筋違いです。

再度、床下の写真です。

上の筋違いから30cmほど離れたところにある土台が手がスッポリ入るほど食べられ空洞化しています。

この辺りからシロアリが侵入加害を始め上にある筋違いまで到達したようです。

これほど土台が大きく被害を受けていれば通常は下の基礎コンクリートに蟻道が構築されているものです。

しかし床下に蟻道はありませんでした

実はこの土台の外側では家庭菜園があって土が高く盛られさらにセメントで固められていました。その中に土台が隠されたような状態であったわけです。土と直に接触していた土台は建物外側の土中からシロアリに侵入されました。これは床下点検や通常の簡易検査では発見が難しい事例です。

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