所在地:三重県四日市市まきの木台
建物:木造住宅(築15年ほど)
■ 被害に気づいたきっかけ
台所の勝手口のすぐ脇に流し台があり、その上の換気扇と壁の間に5ミリほどのすき間があります。そのすき間から、シロアリが数匹ポロポロとこぼれ落ちてきたことがきっかけでした。
■ 検査の結果
勝手口の外側には、コンクリートの叩き(踏み台)があります。この叩きは、建物ができたあとに基礎にくっつけるように作られたもので、高さは土台の上あたりまであります。
叩きと基礎は完全にはくっついておらず、そのすき間に蟻道ができていました。地中から上がってきたシロアリが、このすき間を通って建物の壁の中に入り込んでいたと考えられます。
叩きの上には水切りがぴったりと乗っているため、建物の外から見ただけでは、このすき間は隠れて見えません。
なお、壁の中の被害箇所は、壁を開けると修復に費用がかかるため、直接目で見ての確認はしていません。


■ 施工内容
・勝手口の叩きと基礎のすき間に薬剤を注入しました。
・換気扇近くの壁の中に、室内側と屋外側の両方から薬剤を注入しました。注入した高さは、地面から3メートルほどまでです。
・床下は全面に薬剤を散布しました。
■ この事例について
シロアリは、床下の基礎の面を伝って建物に上がってくることが多いですが、この住宅では、後から作られた勝手口の叩きと基礎のすき間が通り道になっていました。このような場所は外から見えにくく、室内に異変が出るまで気づきにくいことがあります。
当サイトの「よくある質問|家の外にも白蟻駆除の薬剤は必要?」では、建物の外への薬剤処理は一律に行うものではなく、外からの侵入経路が確認できた場合に、必要な範囲で行うと説明しています。この住宅は、まさにその例にあたります。叩きと基礎のすき間という屋外の侵入経路が確認できたため、その部分と壁の中に、建物の外側からも薬剤を処理しました。