家のまわり 木 シロアリ
家の周囲に木があるとシロアリと関係があるように思い気になったりするものです。自分の敷地内なら伐採したり何らかの処置ができますが、隣地などにある木だと手がつけられず困る事もあります
置きっぱなしの木材などにシロアリが湧いていたり羽アリが飛び立つなどしていたら、一刻でも早くなんとかしてほしいところです。切り揃えられた材木や丸太などが周囲に積んであったりシロアリに食害されていると、次にはこちらへ来ます
生きている立木ですと木の種類により、シロアリを呼び寄せるものとそうでないものがあります。柿や栗などですと生きている木には抵抗力がありなかなかシロアリも食いつけないようです
庭でシロアリの餌食になってしまうのは、生垣の支えになっている割竹や丸太杭などがほとんどです
しかし、しっかりと生えていても、生きているうちからシロアリに食べ始められる樹木もあります。「松」です。整地作業で引き抜かれた松の根にシロアリがびっしりついているのがよく見受けられます
生きているときからそんなふうですから、製材されて家の材料になった松材にシロアリが侵入すると凄まじいほどに食い尽くされます。このような理由から、庭に松があれば枯れていてもいなくてもシロアリが寄ってくる可能性が非常に高いと考えられます
生垣用に使われるカイヅカイブキなどにもしばしばシロアリの発生が見られます
すべての樹種に言えるわけではありませんが枯れてしまったときの事も含めて考えると木があるとシロアリが寄って来やすいと思われます
またいづれはシロアリの侵入を引き起こしやすい状態として以下のようなものがあります
1.樹木本体が枯れたまま放置された状態
2.本体は枯れていなくても落ち葉や枝などが地面に放置された状態
3.樹木の根が地中を伸びて建物床下へ入り込んだ状態
・特に竹は基礎コンクリ―トにひび割れさえ起こさせる事が多い
4.大きくなった樹木が強い風に揺らされ建物に接触してしまう状態
・雨水が木に弾かれ軒下や壁上部から建物内に侵入する危険性があります
・強く揺らされた木が、といなど建物外部を破損させ亀裂を生じさせる危険性が
あります
※一般的には、敷地内ではなくても周囲に木が多く落ち葉などの手入れがされていないような立地条件であればシロアリの侵入被害を受けやすい傾向があります