2014年08月29日 症状

シロアリ生息の症状のひとつに蟻土(ぎど)があります

長年、開け閉めしていなかった部屋の引き戸を動かしてみると、見たことのないような土の塊りのようなものが敷居や柱辺りにへばりついていることがあります

一見すると土のようですがサラリと払い落とせるものではなく、こびりついたような硬さなら蟻土です

また、柱と壁のすき間にも蟻土が詰められます。蟻土はシロアリが生息活動している場所のすぐ近くによく見られます。発見した場合は、硬いへらなどで削り落とした後ハンマーで周辺の木材も叩いてみるなどして食害の拡がりを確認することが必要です


蟻土はシロアリが直射日光を遮るために、木材のすき間に詰め込むものです。ただの土だけでできているのではありません。職蟻と呼ばれる階級のシロアリたちが土・糞・唾液などをこねあわせて作ったものです。丈夫に作られていて、指で軽く払うくらいでは崩れたりしませんので塵やほこりと間違えることはないでしょう

また、蟻土を削り落とした後の木材内部は多くの場合、食害されているため空洞化していてドライバーなどで押すと陥没することがほとんどです。

床下だけでなく、室内でも蟻土が見られる場合、室内の他の部分にも相当箇所、食害が拡がっていることが多いようです。シロアリの生息数が多く、木材内部での活動が盛んなところではすき間だけでなく、下記写真のように木材表面に蟻土が盛り上がってくることもあります

↑浴室入口上部

↓段ボール箱をどかせたところです。とても畳には見えないような状態です

長年、段ボール箱や家具を置いたままで移動させず清掃もしていなかった結果、シロアリが畳を食い破り、表面側でも食害が起きていました。

蟻土は蟻道とともにシロアリの生息を確実に判断できる症状の一つです

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