三重県北部中部および近辺に生息している主なシロアリは「ヤマトシロアリ」という種類です。まれにイエシロアリが見つかります
三重県南部方面に南下するにつれてだんだん生息が多くなる「イエシロアリ」は大きな巣を作ります。イエシロアリは大きな巣を形成し、被害も速く進行します
両種とも、昆虫学上「アリ」ではなく、「ゴキブリ」の仲間に分類されていて、繁殖力もゴキブリ同様凄まじいものがあります
イエシロアリの女王は一日に数百個の卵を産み、10年から15年生きることが確認されています。計算上、一年に15万個から20万個の卵を産み、10年では150万個から200万個を産むことになります
女王の産んだ卵が全部ふ化するわけではありませんし、一部卵は天敵に食べられたりするので卵の数だけシロアリの成虫が増えるわけではありません。それでもイエシロアリの巣は大きくなると100万匹もの大集団になります
三重北中部近郊の山で枯れ木、朽木の下に乳白色で5ミリくらいの虫が集団で動いていたら、それはたぶんヤマトシロアリです。そんな木を移動してきて割ってみるとシロアリが数千匹~三万匹くらいの集団を形成しています
90%ほどの働きアリと10%ほどの兵隊アリ、そして一匹の女王アリと王アリがいます
このヤマトシロアリの女王も一日に数十個の卵を産むことがわかっています
最初は女王と王、たった二匹から2年で30000匹にも増えるわけです
パチンコ店などは頑丈な鉄筋コンクリートでできているにもかかわらず、新店オープン後何年もたたないうちにどんどん重機で壊されていくのを目にします。壊された後は別の利用をされるでもなく、また新しいパチンコ店が建てられることが多いようです
パチンコ店ほどの短い周期ではないにせよ、住宅や店舗においても半永久的に長持ちすると考えがちなコンクリート製の建物が実際には40年~50年ほどで取り壊されています
木造建築物であれば、腐ったり燃えたりしやすいためさらに耐久性に劣る印象があるかもしれません
しかし例えば、法隆寺に代表されるように手入れさえすれば木造建築物の耐用年数は極めて長くなります。法隆寺は建立以来1300年が経っています。幾度もの修復工事が行われていますが、建物の骨組みである柱・梁・桁などは建築当時のヒノキがそのまま使われています
修理、改修が難しいコンクリ―ト造りに比べ、後々の手入れそして工事がしやすいことも木造建築物のたいへん優れた特徴です
その建築材料である木材を激しく弱らせる原因にシロアリと腐朽があります
なかでも褐色腐朽菌と白色腐朽菌は強力です。水分・栄養(木)・空気・温度がある程度そろうと、どんどん増殖繁殖します
そうさせないために昔から行われている方法に水中貯木があります
一見、水につけるなどとはかえって木が腐るのではないかと思われますが木の中が水分で満たされ空気が追い出されますので酸素不足となり菌が繁殖できなくなるのです
つまり、水分・栄養(木)・空気・温度のうち空気がある程度そろわなくなるわけです
悪臭を出すことで嫌われるカメムシはお腹にある臭腺からニオイを出します。他の昆虫など外敵に襲われたときや、まわりから何らかの刺激を受けるとニオイを出すといわれ防衛反応の一つだと考えられています。
集団のなかの一匹のカメムシがニオイを出すとまわりにいる仲間のカメムシたちがいっせいに逃げ出します。カメムシの出すニオイは、仲間に対しては危険を知らせる警報の役目をしています。
このニオイは悪臭とよく表現されますが、草・樹液のニオイを濃くしたようでもあり「悪臭」と感じない人もいます。
カメムシ類は主に木や草の上に住んでいますがなかには地面や地中の浅いところに住むものもいます。
植物食性のものが多く葉っぱや茎また果実などに口器を差し入れて、植物液を吸っています。植物食と肉食の両方が見られるものとしてはスコットカメムシなどがいます。
悪臭で困り、カメムシを見つけて追い出そうとして清掃をすると建物内に侵入しようとしたクサギカメムシがサッシや網戸付近に大量に挟まっていたりすることがよく見受けられます。越冬するため秋から冬にかけて民家に集団で寄り集まって来るからです。
ハナカメムシはとても小さなカメムシですがアブラムシやアザミウマなどを捕ってくれるので害虫防除用に利用されています。
ちなみに最近ではあまり見かけなくなりましたがきれいな水の田んぼなどにいた「タガメ」は日本で最大のカメムシの一種です。
アシナガバチは害虫を狩猟捕獲してくれる益虫ですが、人家が密集している場所に巣を作ってしまうと人を刺す危険性が高い害虫になってしまいます
亀山市にある住宅街のとあるお宅、その玄関先の枯れたツツジの根元にアシナガバチの巣があるようです。ツツジの周りには庭の植物が高さ10センチほどの茂みを形作っています
茂みを掻き分け、のぞきこむとアシナガバチの巣が作られていました。近づいてきた侵入者に気づいた見張り番がこちらをジッと見ています。でも威嚇されている感じは受けません
スズメバチなら身体を使っていろんな音を出します。それは仲間へ警戒を呼びかける音であったり、近づくものへの威嚇音だといわれます
スズメに比してやはりこの時期のアシナガはとてもおとなしい印象です
シロアリは木材の表面を残し、内部だけを食べてしまいます。そのため見ただけでは、被害部分がわからないことがあります。
積極的な調査・検査をしていないと早期発見がしにくい理由のひとつです。
被害が進んでしまって木材内部が食べられ空洞ができているような状態であれば、ハンマーで叩くとポコポコとかぽこんぽこんというような中身が抜けている空洞音がします。
ただ、部材によっては建築当初から薄く切削されているものもあります。そんな薄い木材からは空洞音に似た音が出ますので注意が必要です。つまり、同じ部材全体を叩いてみて、そのうち部分的に変わった音がしないか比較することがポイントです。
また、もし木材内部でのシロアリの生息数が多く動きが活発であればかすかですがシロアリの動きによる警戒音が聞こえます。
疑わしい状況であれば、針のような細い金属棒を刺してみます。始めは硬くても、奥が空洞であれば抵抗なく刺さってしまいます。ドライバーが入るようならば、ほじくってみて、中から乾いた土のようなものが出てくればシロアリの食害部分である可能性が大ですが、チーズのように柔らかく水分を含んだものであれば腐朽菌による腐れであることも考えられます。
疑わしい部分が和室であるならば、畳を上げて周辺の床下の様子を見るのも確実な方法です。
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