意外といっぱいいるシロアリの天敵
天敵たちの存在。
住まいの木材を食い散らかす厄介な害虫であるシロアリには、意外と天敵が多いのです。
クロアリ、クモ、カエル、ツバメ、ツチブタ、センザンコウ、などが天敵として知られており、なかでも駆除に一役買っているのはクロアリです。
クロアリはハチ目に分類される生き物です。
ゴキブリの仲間であるシロアリとは別種の生物です。
クロアリはシロアリを食べてしまいます。
仲間ではなく捕食者と被食者の存在です。
シロアリは、集団になりコロニーを形成して大集団で木材を食い荒らします。
でも、1匹いっぴきの単体だととても弱い生き物です。
コロニーを作るのも、集団生活をしないと生き延びられないからです。
シロアリが巣から出て来てバラバラに分かれた途端に次々に天敵たちの餌食になってしまいます。
毎年4~5月にヤマトシロアリの巣別れが起こります。
蒸し暑い日の午前中に、羽根をつけ真っ黒に変身したシロアリの親たちがいっせいに飛び立ちます。
建物の外でこの巣別れが起きると、どこからともなく小鳥たちが舞い降りて来てこの羽アリたちを次々ついばむ光景がよく見られます。
巣から抜け出たシロアリ単体は抵抗する術も持たず、とても弱い存在です。
集団でいることでうまく生存を続けているのです。
例えばクロアリはシロアリを食べてしまいますが、普段シロアリは土や木の中に隠れているので、下っ端のシロアリたちが闘っている間に女王アリが卵を産み続けます。
すると、なかなか全体としての数が減らないということになるのです。
クロアリやクモ、カエル、ツバメくらいならば比較的我々の身近で暮らしている生き物です。
また人間に直接危害を与える生き物たちではないので、シロアリ駆除役として保護しておくのもいいかもしれません。
ただし、これらの生き物が多いということは、逆に考えれば食べ物であるシロアリがたくさん生息している可能性があるということでもあります。
そもそもシロアリは、建物の床下や壁の裏側など、湿気がこもりやすいジメジメした場所を好んで巣を作ります。
庭や軒先に野ざらしにしている木材なども格好の標的になるので、地べたに木材由来のものを置かないようにしましょう。
これから家を建てる、買うというのであれば、被害に遭いにくいような乾燥しやすい構造で建てるのがオススメです。
シロアリ自体がいなければ、天敵たちのお世話にならなくても済みます。
2020年10月 玄関軒先に巣が3つ
巣が一個だけ、かつ大きさが、バレーボールかラグビーボール程度までならば、ほとんどの場合即効性のハチ駆除剤だけで対処できます。
ですが、巣が巨大であったり、二個以上の巣が近くにある場合には、スズメバチの猛烈な反撃を避けられないことがあります。そのため、あらかじめ夜のうちに麻酔をかけてから巣を撤去することもあります。
スズメバチの反撃がないので、ゆっくり丁寧に巣の形を壊さずに残すことも可能です。
「灯油でシロアリ退治ができるんですか?」ときどきこのように尋ねられます。
端的に言えば、ヤマトシロアリによる初期の食害状態なら灯油で駆除可能です。灯油がシロアリにかかれば死んでしまいます。
やりかたその1.まずは床下に落ちている木屑などのゴミをきれいに取り出します。隅から隅まできれいにします。
その2.シロアリが木の内部まで食いこんでいる部分には、ドリルで穴を開け灯油を注入します。
その3.灯油が逆流しないように上方向から下方向へと斜めに穴を開け、注入していきます。
注入に使う道具はホームセンターで売っているオイルポンプなどでも可能です。
その4.つか石、つか柱、基礎コンクリート沿いへ重点的に散布します。
タタミの部屋であれば、床板を外してひしゃくなどで散布できますが、洋室だと床下へもぐりこんで行って作業しなければなりません
そんな時には奥まで届く長さの薬剤ホースと電動コンプレッサーがあれば、効率的に作業できます。
無い場合は何かの容器に灯油を入れ、床下空間を這って行って散布する。また戻って来て補充する。この作業の繰り返しになります。
また、床下は非常にカビの多い場所でもあります。しっかりした防毒か防塵マスクを着ける必要があります。
灯油の問題点として、揮発性が高いこと。また長期間臭いが残ること。
特に梅雨時は何年も室内に臭いが漂います。
なお、お風呂・洗面所・トイレなどについては、灯油とコンプレッサーだけではシロアリ駆除は困難です。居室などとは構造が違うので専用工具と経験知識が必要です
スズメバチに追いやられ、幼虫を食べられた巣をそのまま使い再活動するアシナガバチたちの奮闘。
事業所名:加藤防虫
所在地:〒510-0885
三重県四日市市日永5-7
電話:059-346-9544
お電話、またはお問い合わせフォームからご連絡ください。
折り返し、施工技術者からご連絡いたします。
お気軽にご相談ください。
月~土9:00~20:00 日・祝9:00~18:00/年中無休
三重県内からはフリーアクセスでつながります
0120-920-464